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- 2024/12/11 掲載
クラウドストライクの「今」、史上最大規模のIT障害から5カ月…業績にどう影響？
米サイバーセキュリティ企業のクラウドストライクは11月26日、第3四半期決算を発表した。同社は7月、「史上最大規模」と言われた世界的なIT障害の元凶として不名誉な注目を浴びた。大規模障害は同社の現在の業績、そして今後にどう影響してくるのだろうか。
（Photo/Ascannio/Shutterstock.com）
※本記事は、米国モーニングスター社の記事「CrowdStrike Earnings: Solid Q3 But Profit Margins Under Pressure」をもとにビジネス＋IT編集部が翻訳・再構成したものです。米国モーニングスターの独占的な権利に属しており、私的利用かつ非営利目的に限定します。また、米国モーニングスター及びその関連会社は、本翻訳記事の利用に関して一切の責任を負いません。
2024年11月末時点のクラウドストライクの評価
米モーニングスターの主要指標によるクラウドストライクの評価
- 推定公正価値：300ドル
- スター評価（注1）：2つ星
- エコノミックモート評価（注2）：Narrow
- 不確実性評価（注3）：High
注1：スター評価は、銘柄の過小評価または過大評価に関する見解を示す。5つ星の銘柄は過小評価、3つ星の銘柄は公正評価、1つ星の銘柄は過大評価されている。
注2：エコノミックモート評価とは、米モーニングスターが企業の競争力の強さと持続可能性について「Wide（広い）」「Narrow（狭い）」「None（なし）」という3段階で評価しているものである。なお、「Wide」のほうが高い競争優位性を示す。ウォーレン・バフェット氏が重視する概念としても知られる。
注3：不確実性評価は、企業の将来のキャッシュフローの予測可能性を表し、その企業の推定公正価値における確実性のレベルを表す。Low（低い）／Medium（中程度）／High（高い）／Very High（非常に高い）／Extreme（極端に高い）の5段階で評価する。
「夏の大事件」は業績にどう影響を与えている？
7月19日に発生したIT障害による逆風の短期的な影響はあるものの、クラウドストライクの成長エンジンは依然として好調だ。障害の影響によって当面はアップセリング（上位製品への提案）の動きが弱まると私たちは見ているが、長期的な成長機会については楽観的な見方を維持している。今すぐビジネス＋IT会員にご登録ください。
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