QAD Inc. 社長兼会長 パメラ・ルプカー氏（上） キュー・エー・ディー・ジャパン・インク 代表　柴田 一朗氏（下）

　製造業向けエンタープライズ・ソフトウェアおよびサービスをグローバルに提供するQAD Inc.の日本支社であるキュー・エー・ディー・ジャパン・インクは10日、主力製品であるMFG/PRO の後継製品として、単一拠点の企業、多国籍企業のニーズに対応する機能を強化した「エンタープライズ・アプリケーション2007 （「QAD2007」）」を発表した。

　QAD Inc.の製品は世界90 カ国以上、27 ヶ国語で使用おり、特に自動車、電機・電子機器、医療・医薬品など、主に製造業に特化した製品を展開している。国内でも60社以上の導入実績があり、そのうち40社ほどが自動車・電機関連製造業だという。

　今回発表されたQAD2007は、同社の主力製品であり23年の実績があるMFG/PROの後継製品で、企業資産管理、需要管理、セールス・フォース･オートメーション、マーケティング・オートメーション、輸配送管理を追加し、企業向けスイートとしての機能を強化した他、人間工学に基づくGUI「QAD.NET UI」を導入し操作性を高めた。また、複数通貨・複数言語への対応により、。海外に顧客とサプライヤーをかかえる企業や、海外拠点や工場を抱えるグローバル運営のニーズにも応えていることが特徴だ。

　国内では本日より出荷を開始するが、日本語対応済み製品の出荷については2007年7月移行を予定。