台湾ヤゲオ、芝浦電子へのＴＯＢ価格引き上げ　1株4300円から5400円に

Kentaro Okasaka

［東京　１７日　ロイター］ - 芝浦電子に同意なき公開買い付け（ＴＯＢ）を提案している台湾の電子部品メーカー、ヤゲオコーポレーションは１７日、ＴＯＢ価格を１株４３００円から５４００円に引き上げると発表した。引き続き５月７日のＴＯＢ開始を予定しているという。

ホワイトナイト（友好的な買収者）として４５００円でのＴＯＢを発表しているミネベアミツミを上回る。

芝浦電子株の１７日終値は４７７０円。

芝浦電子は１０日、ミネベアミツミのＴＯＢに賛同を表明するとともに、株主に同ＴＯＢへの応募を推奨することを同日開催の取締役会で決めたと発表している。

芝浦電子は１７日、ヤゲオの条件変更を踏まえて、ミネベアミツミおよびヤゲオのＴＯＢについて企業価値、株主共同利益の確保や向上という観点から真摯に検討し、決定事項があれば速やかに公表するとのコメントを出した。