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- 2024/03/28 掲載
元キーエンスNo.1営業が伝授「一生物の仕事術」、結果が圧倒的に変わる「あの改善」
結果を出したいなら、一番やってはいけないこと
「行動の量」におけるボトルネックを改善していただくだけで、「仕事の結果」は大きく変わってきます。ビジネスには必ず「相手」がいます。どんなに手を尽くしても、「相手」がOKをするかは、「相手次第」な部分が残ります。
こういった際に一番良くないのが、「1人の相手」に固執することです。
「たった1人の不確実な相手」に、あれこれと手を尽くす。どんなに素晴らしい提案をしたとしても、「0」という結果に終わるかもしれませんし、仮に成功したとしても、こんなにも労力と時間をかけて、得られたのはたった「1」という結果だけです。
そうではなく、たくさんの「相手」にアプローチをしていくことが大事です。
今の時代に根性論に聞こえてしまうかもしれませんが、「『不確実な1人の相手』にアプローチするより、『不確実なたくさんの相手』にアプローチをしたほうが、最終的にOKしてもらえる数は増える」という、至極、合理的な話です。
こうして、「行動の量」に着手していただくだけで、すでにかなり「仕事の結果」は改善され、「仕事ができる人」に近づいているでしょう。
しかし、行動できる時間が限られている以上、「行動の量」を増やすことによる改善にはいつか限界がきます。このときに、「さらなる高み」を目指す。周りに圧倒的な差をつけ、真に「仕事ができる人」になる。
そのために次に行うのが「行動の質」の改善です。
「8割のリソースを割くべきポイント」を見抜くには?
「行動の量」の改善で「量」は確保したところで、次に「効率性」を高めていくことで、「仕事の結果」を高めていく。
それこそが、「行動の質」の改善です。
たとえば、営業であれば商談のうまさ、プレゼン資料のわかりやすさ、あるいは顧客のフォローのうまさなどで、マーケティングであれば、見込み客を捕まえるためのバナーの内容がいかに魅力的な内容かどうかなどです。
人事であれば面接時に企業や職場、仕事内容の魅力をうまく応募者に伝えられているか、広報であればプレスリリースでいかにメディアに興味を持たせることができる魅力的な内容を記載できるかなどです。
このような「質」的な部分を改善することで、「仕事の効率」に切り込んでいきます。
「効率性」に切り込んでいくからには、「割く時間や労力に対して、得られるものが最も大きくなる改善」がベストな改善です。
「行動の質」の改善とは、このような「ここさえ改善すれば、結果が大きく変わる点」を見つけ出し、改善する作業です。
そして、それを実現するのが「キーエンスの数値化」になります。 【次ページ】「結果が圧倒的に変わる」キーエンス社員が注視する“ある数字”
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