- 2006/12/12 掲載
【東芝テック事例】世界14ヶ国 59拠点を結び「見える化」を実現
2008年までにグローバルな情報の可視化を実現し、企業の競争力を強化
59拠点を結ぶ
東芝テックの画像情報通信カンパニーは、海外現地法人における売上比率が高く、世界14ヶ国、59拠点にものぼる海外現地法人との情報共有が必須となっていた。2001年よりグローバルな情報の見える化を目指して、統合業務パッケージ(ERP)の標準化とグローバルなサプライチェーン管理(SCM)の強化を推進。現在、各拠点ではERPシステムの導入が完了し、商品の在庫情報から物流・販売情報にいたるまで大量データの処理を行っている。
従来、東芝テックではERPからPCサーバにデータを転送し、必要に応じてデータをExcelで加工していた。しかし、Excelベースでは多角的なデータの加工や、全社的な情報共有が困難であるため、2003年からグローバルに柔軟な多次元データの分析ができるBI製品の採用を検討していた。
コグノス製品が高得点
複数のBI製品を実機環境でテストした結果、約40項目での比較においてコグノス製品が最高得点を計上。「一般社員を含むチームで複数のBI製品をテストしたところ、GUIの美しさ、操作性のよさ、大量のデータを扱ったときの処理の軽快さといった点で、コグノス製品が高く評価されました。従来は月次でしか把握できなかったさまざまな要因が素早く見える化され、一部の担当者にしか分からなかった問題がより多くの関係者に把握されることで、これまでにない新しい改善策が生まれることを期待しています」と、コグノス製品の決め手になった理由として東芝テック 画像情報通信カンパニー IT推進室室長の中村 耕治氏は語る。
その結果、2005年にグローバルでのコグノス製品導入の契約を締結したという。
また、導入の決め手として、北米における同社現地法人であるTOSHIBA AMERICA BUSINESS SOLUTIONS,INC. や欧州のフランス、イギリス、ドイツ各拠点ですでに採用されていた実績も、グローバルでのコグノス製品採用の大きな理由のひとつとなったという。
現在、東芝テックではコグノス製品を利用したSCMの構築により、グローバルな在庫管理や売上情報などを共有、さまざまな角度から分析・活用している。今後は、MFPアフターセールス統括部におけるサポート情報や品質保証統括部におけるクレーム情報などの共有・分析を予定している。さらに、2008年中には、需給情報の共有から通算損益の把握まで、経営判断に関わる戦略的な情報活用を実現し、国内だけでなくグループ全体でのバリューチェーンの形成によって、企業競争力のさらなる強化を目指すという。
<東芝テック 企業プロフィール> 設立:1950年2月21日 社長:前田義廣 従業員数:19,601名(連結) 売上高(2006年3月期):4,434億円(連結) 事業内容:POSシステムやレジスターを扱う流通情報システムカンパニー、デジタル複合機MFPを扱う画像情報通信カンパニー、クリーナーや健康機器を扱う家電事業推進部の3事業部門から構成。3つの事業領域で、ビジネスやくらしに快適さ、便利さ、効率性をもたらすソリューションを提供している。 |
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