記事 ERP・財務会計・人事給与 “爆走”アシックス、半期売上「過去最高」の秘密、CDOに聞いた好調を支えるDXの全貌 2023/11/06 アシックスは2023年度の中間決算で、売上高と純利益ともに過去最高を記録した。実は2020年まで売上が減少傾向にあり、コロナ禍が追い打ちをかけて厳しい状況にあったが、2021年以降はV字回復、大きな飛躍を遂げている。ここにきて飛ぶ鳥を落とすような快進撃を続けているが、それを支えているのが、2018年から全社を挙げて本格的に取り組んできたDXだ。そのかじ取り役である同社の常務執行役員 CDO・CIOを務める富永 満之氏に、DXの取り組みの全貌と成功の秘密について話を聞いた。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 ネットフリックス、第一生命、ネクステージのデータドリブンな「オフィス戦略」の全貌 2023/10/26 コロナ禍を経て、社員の働き方は大きく変わり、オフィスのあり方も変わりつつある。成果を出すフレキシブルワークとは何だろうか。そして、オフィス戦略を主導する総務は、どう経営に貢献したらよいだろうか。第一生命保険 総務部長の山谷 秋晴氏、ネクステージグループホールディングス 総務チームの松本 紗弥子氏、ネットフリックス ワークプレイスサービス マネージャーの森村 陽子氏をパネリストに招き、Hite&Co.代表取締役社長の金 英範氏がモデレーターとなり、カイシャのミライ カレッジ 2023 Tokyo -Autumn-でディスカッションを行った。
記事 内部統制 GRCとは何か?ガバナンス・リスク・コンプライアンスを守る代表4製品、導入7ステップ 2023/10/18 企業活動では売上や利益の管理といった「攻め」の業務だけでなく、ガバナンスの浸透やリスク管理をはじめ、コンプライアンス(法令順守)など、多くの「守り」の業務も必要となる。それらを一元的に管理し、企業経営をより安定させるためのツールが、それぞれの頭文字を取ったGRC/GRCツールだ。古くは不正会計で消滅したエンロンから、直近ではビッグモーターやジャニーズといった話題の企業もGRCに関する問題で存亡の危機にさらされている。さらにはGRCはIRM(Integrated Risk Management:統合リスク管理)と呼ばれることもある。ここではGRC/IRMの役割やツールの選び方、導入の手順やポイントについて解説する。
記事 環境対応 AGCやキリンも活用、サステナビリティデータが「宝の山」になるワケ 2023/09/27 GHG排出量、削減目標、原単位、オフセット量、削減貢献量……国内外で社会の持続性向上を目指した企業情報開示のルール整備が進められる中、サステナビリティ関連データ(以下、サステナビリティデータ)への注目が高まっています。国の報告書でも各企業の事業戦略に活かすべきとの提言が盛り込まれていますが、とある専門家は「日本企業はデータの使い方が極めて下手」と指摘するなど、官民の温度差も否めません。サステナビリティデータとはそもそも何なのか、同データは活用することができるのか。報告書が「好事例」と位置づけるAGC・キリン・不二製油の3社の取り組みと合わせて解説していきます。
記事 地銀 浜松いわた信金がぶち上げた「デジタル人財育成」計画、挙手制でも“なんと半数”参加 2023/09/26 日本有数のモノづくり都市として知られる静岡県浜松市、この地でもデジタル化やDXの波が急激に押し寄せている。中小をはじめとした企業のDXを支援しようと、浜松いわた信用金庫ではデジタル人財の育成に早い段階から着手してきた。そして2023年6月からは、新たにデジタル人財育成プログラムを開始。エントリー制にもかかわらず職員の半数が参加したという。目標の1つとしては、2025年度までにITパスポート取得者数を計400人にすることを掲げる。IT/DX人財の不足が叫ばれる中で、先進的なリスキリングに挑む同金庫の取り組みについて聞いた。
動画 CRM・SFA・CTI・ヘルプデスク エンゲージメントからLTVへ~ロイヤルティ向上とデータドリブンなCRM~【1年期間限定公開】 2023/09/15 CRMのKGIをLTVとしたときに、やるべきことは何か?データによる顧客理解で何を掴むのか? CRMをより高次元化する仕組みの考え方や実現するための体制を解説します。 ※SBクリエイティブ株式会社(ビジネス+IT)主催、2023年7月6日「コンタクトセンターマネジメント 2023 夏」より
記事 規制・法令順守 金融庁が求めるIT「資源、投資、リスク」管理とは? ヒントは「金融検査マニュアル」にあり 2023/09/14 連載第64回に引き続き、6月に金融庁が公表した「金融機関のITガバナンスに関する対話のための論点・プラクティス整理」(第二版)について解説する。ITガバナンス6つの着眼点のうち ITリソース管理、IT投資管理プロセス管理、ITリスク管理について読み解く。これらを解く鍵は「検査を廃止」したはずの金融検査マニュアルにある理由も解説する。
記事 医療IT 塩野義製薬のデータサイエンティストが創る「AI技術を用いたビジネス」 2023/09/12 2010年頃から始まった第3次AIブームでは、さまざまな企業がAIを活用したビジネスを模索したものの、ビジネスに至った事例は決して多くない。そのような中、データサイエンティストがAI技術を用いて新たなサービスを提供し始めた企業が塩野義製薬である。同社のDX推進本部 データサイエンス部 サブグループ長 木口 亮 氏にサービスを事例とともに、データサイエンティストがビジネスを創るうえでのポイントを聞く。
記事 規制・法令順守 令和5事務年度金融行政方針を読み解く、「デジタル」「経済安全保障」へ必要な対応は? 2023/09/08 8月29日、令和5事務年度の金融行政方針が公表された。例年通り、2大トピックとして「サイバーセキュリティ」「AML/CFT」の高度化が掲げられるも、当初想定されていた「経済安全保障」にほぼ触れられていないのが驚きであった。サイバーセキュリティとAML/CFTについては別に解説することとし、本稿では、その他の重要課題に加え、経済安全保障の言及が薄い背景について解説したい。
記事 人事システム・人材管理 ココナラの人事戦略は何が凄い? 最高人事責任者が明かす約1年間の「人的資本開示」の全貌 2023/09/07 知識・スキル・経験を売買できる日本最大級のスキルマーケットを運営しているココナラ。同社では2020年からCHRO(最高人事責任者)を配置し、上場後の事業成長に耐えられる組織・採用づくりに向けて、戦略的に人事施策を進めています。優れた人的資本経営および情報開示の取り組みを行っていると認められる企業として「人的資本リーダーズ2022」にも選出されたココナラの人事戦略はなぜ評価されるのでしょうか。ココナラが人的資本経営に取り組み始めた背景や、実践プロセス、今後の展望について、同社CHROの佐藤邦彦氏に話を聞きました。
記事 新規事業 【独占】マッキンゼーに聞く日本企業の“データ敗戦”、「PoCのお蔵入り」が続く理由 2023/09/05 テスラやグーグルが「データ活用」で圧倒的に先行しているのは誰もが認めるところだろう。しかし、日本企業のDXも加速している。したがって、データ活用という点で目覚ましい成果を挙げる日本企業が登場してもよさそうだが、現状はどうなっているのだろうか。多くの企業のデータ活用を支援してきたマッキンゼーのパートナーであり、AIセンター・オブ・エクセレンス、「QuantumBlack」の日本のリーダー工藤 卓哉 氏に、日本企業の現状をどう見ているのかを聞いた。
記事 新規事業 マッキンゼーに聞く「日本企業データ活用」の現在地、データドリブン経営への道筋は? 2023/08/28 多くのデータを集めてそれをビジネスに活用することは、企業の将来を左右する重要な取り組みだ。DXを加速する日本企業は、この「データ活用」の点でも大きく進展しつつあるように思えるが、その実態はどうなのだろうか。多くの企業のデータ活用を支援してきたマッキンゼーのパートナーであり、AIセンター・オブ・エクセレンス、「QuantumBlack」の日本のリーダー工藤 卓哉 氏が、日本企業の現状と課題を語った。
記事 開発総論 DMM.com開発部長が解説、開発案件の7割は壁にぶつかる? 理由は“大抵同じ”と言える理由 2023/07/27 変化の激しい時代で、市場のニーズに応えるサービスを迅速に提供するには、サービスの根幹を担うソフトウェア開発の速度が鍵になる。特に、エンジニア部隊の生産性は直接ソフトウェア開発の速度を左右する重要な要素になる。本記事では、DMM.com プラットフォーム事業本部 第1開発部 部長 、VPoE室、アルファ室の石垣雅人氏がエンジニア部隊の生産性を高めるためのポイントを解説する。
記事 人材育成・人材獲得 経産省に聞く「DXリテラシー標準」、なぜ“全ビジネスパーソン”を対象にしたのか? 2023/07/27 企業のデジタル化の担い手は、IT人材からDX人材へと変化している。経済産業省では、「企業のDX推進」と対をなす「デジタル人材育成」の取り組みとして、「デジタルスキル標準(DSS)」を策定した。デジタルスキル標準は、「DXリテラシー標準」と「DX推進スキル標準」の2つで構成されており、本稿では「DXリテラシー標準」の狙いや推進する上での課題、展望について、経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課 デジタル人材政策企画調整官の平山利幸氏に聞いた。
記事 開発総論 マッキンゼーに聞く“DX失敗”の原因、SXとの両立や内製化など「論点総ざらい」 2023/07/03 マッキンゼー・アンド・カンパニーは、日本企業のDXの現状と課題についてまとめたレポート「日本企業の再成長に向けたDXの提言」を発表した。そこでは、現在の日本企業のDXを評価しつつも、現状に留まることのリスク、今後取り組むべきテーマが示されている。ここでは、マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー/マッキンゼー デジタル 日本統括リーダーの一人、黒川 通彦 氏に、同レポートの内容について話を聞いた。
記事 物流管理・在庫管理・SCM 大成果の出るAI活用の必須ポイント、「ヤオコー」が発注時間“85%削減”できたワケ 2023/06/30 さまざまな実務でAIが活用されていますが、需要予測もその一大領域として、多くの業界でAI活用の取り組みが始まっています。しかしPoC(概念実証)止まりで、なかなか実務活用まで進めないという企業も少なくありません。その理由として、(1)機械学習KPIとビジネスKPIの間にギャップがある、(2)AIにどこまで任せれば良いかわからない、などが挙げられます(図1)。本稿では、埼玉県を中心にスーパーマーケットを展開するヤオコーのAI活用事例を紹介しつつ、需要予測AIを導入する際にPoCの死の谷を越えるためのポイントを解説します。
記事 ビッグデータ マスターデータ管理(MDM)とは何か? ガートナー提唱のデータ一元化の6つのプロセス 2023/06/23 データ活用における課題の1つが「データの品質」をいかに担保するのかという問題だ。AI(人工知能)、BIツール活用の視点でも再評価が進んでいるのが「マスターデータ管理(MDM:Master Data Management(マスターデータマネジメント))」だ。とはいえ、その推進は一筋縄ではいかない。ガートナー シニア プリンシパル,アナリストのヘレン・グリムスター氏が、その中にあっての陥りやすい罠と、あるべき推進法、さらにMDMツール市場の現状について、わかりやすく解説する。
記事 FA・産業機械 製造業の4つのジレンマ、乗り越える「人を超える自働化」「人と機械の高度協調」とは 2023/06/16 工場の自動化を中心とした制御機器、社会システム、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を展開するオムロン。2023年4月に約12年ぶりとなるトップ人事を刷新し、同社の主力事業のインダストリアルオートメーションビジネスカンパニーの社長には48歳の山西 基裕 氏が就任した。同氏は、日本の製造業が直面する課題をどう捉えているのか。オムロン本社でSeizo Trend編集部が単独インタビューを行った。
記事 ビッグデータ 「データ分析が苦手」の原因はコレだった、「誰でもできる」分析でデータ活用組織へ改革 2023/06/07 使いこなせればメリットが多い「データ活用」ですが、そもそも組織としてのデータ活用の経験が少ない、あるいは不慣れな社員が多く、データ活用の機運が高まらないということがあるでしょう。そんなとき、一体何から始めればよいのでしょうか。今回は組織をデータドリブンに変える重要性や組織構築のための4つの取り組みなどについて解説します。
記事 ビッグデータ データドリブンな意思決定は「本当に正しい」のか? ガートナーが語る4つの手法と意義 2023/05/30 ビジネス環境がますます変化する中で、データドリブンによる意思決定の動きがさらに加速している。当たり前のことだが、よく考えると生じる疑問の1つが、データドリブンにより「どれだけ判断精度を向上できるのか?」ということだろう。ガートナー バイス プレジデント,アナリストのガレス・ハーシェル氏が、意思決定における「合理的」「原理的」「協働的」「直感的」の4つ手法を解説するとともに、あるべき推進法を提言する。
記事 人材育成・人材獲得 【リーダー診断】あなたはどのタイプ? 6タイプ別に解説、あなたの成長に必要なもの 2023/05/25 何事も改善するためには分析が必要です。あなたがリーダーとして飛躍するためには、まずは自分がどのようなリーダーであるかを知る必要があります。ここでは、これまで全国3000社以上の組織コンサルティングを手掛けてきた識学の知見をもとに「リーダー診断」を作成しました。まずは「Yes/No」形式の診断にトライしてみてください。診断結果から、あなたのリーダーとしての成長に必要なものが見えてくるはずです。
記事 人材育成・人材獲得 「部下が指示を聞かない」と嘆くダメ上司が知らない、正しい「仕事の任せ方」 2023/05/19 タイトルを見て、「部下に一瞬で言うことを聞かせるテクニックが分かるのか」と期待した管理職の方もいるでしょうが、最初に断っておきますとそんな方法はありません。しかし、落胆しないでください。多少時間を要するものの、上司の指示をしっかりと浸透させ、チームを目標達成に導く体制づくりは誰にでも可能です。全国3200社の組織コンサルティングを行う識学でシニアコンサルタントを務める濱中圭介氏が解説します。
記事 物流管理・在庫管理・SCM なぜ、メルセデスベンツは「生成AI」を使う?期待できる効果が凄すぎる理由 2023/05/15 対話型AIの「ChatGPT」は、これまでの業務の在り方を大きく変える可能性があるかもしれません。実際に、日本政府も対話型AIの業務利用を検討するなど、大きなトレンドとなっています。このようにAIが世界を大きく騒がせている中、サプライチェーンマネジメント(SCM)の領域においてもAI活用はトレンドとなっています。今回は、サプライチェーンの効率化に向けAI活用に取り組むメセデスベンツ、BMW、P&Gの事例を解説します。
記事 セキュリティ戦略 コンサル顔負けの回答? ChatGPTに聞くSIEM導入の「4つのポイント」とは 2023/05/10 複雑化するセキュリティ環境へのソリューションとして注目されているSIEM(Security Information and Event Management)。導入や運用においては考慮すべき点も多いが、その導入方法や選ぶべき製品などについて、同じく注目を集めるChatGPTに聞いたらどうなるのだろうか。効果的なSIEM導入・運用についてChatGPTを活用しながら解説する。
記事 BPO・シェアードサービス シェアードサービスとは何か?BPOと何が違うのか 業務委託前にチェックすべきポイント 2023/04/29 シェアードサービスやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)は、企業グループ内の業務を整理して統合したり、外部に委託することで、コストを削減しながら品質の向上を図る経営手法である。どちらもアウトソーシングの一種として機能するが、そのメリット・デメリットは異なり、また導入に際しても検討すべき障壁は異なる。グループ企業内でのシェアードサービスがふさわしいのか、それともBPOで素早く専門的な業務運営を外部に委託するのがよいのか。ここでは、両者の違いやその導入事例に焦点を当てて解説したい。
記事 物流管理・在庫管理・SCM サプライチェーン激変「8つの最新テック」、アディダスを圧倒できた“ナイキの秘密” 2023/04/26 新型コロナを契機に世界のサプライチェーンは一時、大きな混乱に見舞われました。企業は製品の供給を維持するため、デジタルサプライチェーンへの投資を加速させています。市場規模も最新調査によると、年率8.1%で成長する予想です。この記事では、ドイツの市場調査会社IoT Analytics(IoTアナリティクス)社の市場調査レポート「デジタルサプライチェーン市場:2022年~2027年」から、将来のデジタルサプライチェーンを定義する8種類のテクノロジーについて紹介します。
記事 海外動向 グリーンウォッシュ対策に必須の「ESGデータ」、検討すべき 「リスクと対策」 2023/03/28 ESGデータが重要な判断指標となるにつれ、その品質のばらつきや整合性の欠如が課題として挙げられるようになってきました。市場が複雑化し、投資家などからも、商品性やファイナンスの効果について「説明の裏付け」や担保を求める声も聞かれています。特に懸念が高まりつつあるのが、さもサステナビリティへの配慮があるかのようにふるまう「グリーンウォッシュ」です。本稿ではグリーンウォッシュ対策に有効な「ESGデータの現在地」について解説します。
記事 アプリ/スーパーアプリ 「楽天は射程圏」、LINEとヤフー合併後の「PayPay経済圏」の進化とは? 2023/03/23 Zホールディングス(ZHD)は、完全子会社のLINEとヤフーとの3社合併を2023年度中に行うことを発表している。もともと同社は2021年に韓国NAVER子会社だったLINEを取り込む形で、ZHDを持ち株会社とするLINEとヤフーを傘下に取り込んだ共同経営方式での経営統合を行っていた。それから2年が経過したが、広告市況の悪化と合併によるシナジーがあまり発揮されていない点を考慮して、LINE出身の出澤剛氏を単一のトップとする命令系統を一本化した新組織体制を築くことを目指している。「楽天は射程に」ともアピールするZホールディングスのグループ経済圏がどのように進化するのかを探る。