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ビジネスにおける人工知能(AI)の活用で、特にいま注目されているのが「大規模汎用言語モデル」で開発された自然言語処理のAIだ。たとえば、人間なのかAIなのか判別できないくらい自然な会話ができるチャットボットが、すでに開発されている。ただし、この技術が持つ可能性はそれだけにとどまらない。この分野で「世界初」の挑戦をしているLINEとその開発をシステムで支えるエヌビディアに、取り組みの詳細を聞いた。

AI活用は識別・予測系から「自然言語処理」の領域へ

 AI技術の進歩は目覚ましい。たとえば、AIと大学生に論文を書かせて匿名で採点したら、AIが4科目中3科目で合格し、大学生が3日かかるところをAIは20分で処理したという。

 このように、すでに領域によってはAIが人間の能力を上回り、さまざまなところでその活用も進んでいる。現在のAI活用の状況について、LINE AIカンパニー AI Growth室 プロダクトマネージャー 大石直紀氏は次のように説明する。

photo
LINE
AIカンパニー AI Growth室 プロダクトマネージャー
大石直紀氏
「もともと画像認識分野でAI技術が進化し、異常検知や需要予測などの識別系や予測系のAI活用が先行しました。一方、言語系、会話系は課題も多く、進んでいなかったのですが、GPU(画像処理装置)をはじめとする技術の進化によってブレイクスルーが起き、今後、この分野でのAI活用が急速に進むと予想されています」(大石氏)

 大石氏が指摘するブレイクスルーが、自然言語処理分野における大規模汎用言語モデルだ。前述の論文を書いたAIも、AIを研究する非営利団体Open AIが開発した大規模汎用言語モデル「GPT-3」を基に開発されたAIなのである。

 言語系のAIが進化すると「AIで処理できる領域がマルチモーダルに広がる」と、大石氏はその可能性を次のように述べる。

「たとえば、画像や音声などの他の領域の情報と組み合わせることで、複合的に事象を認識することが可能になります。その結果、人間が行っている高度な業務を支援したり、日常生活の中のさまざまなユーザー体験をより良くしたりするためにAIが活用されるようになるでしょう」(大石氏)

 ただし、前述の大規模汎用言語モデルの開発は、米国を中心とする英語圏で先行している。言語が異なるため、日本でその恩恵をそのまま享受することは難しい。しかし、いよいよ日本でも、大規模汎用言語モデルの開発に挑戦する企業が現れた。それがLINEだ。

この記事の続き >>
・世界初の日本語特化「大規模汎用言語モデル」開発プロジェクト「HyperCLOVA」とは?
・そもそも「大規模汎用言語モデル」とは何か? 何をどう変えるのか?
・世界初プロジェクトを支えるスーパーコンピューター、メタなど世界的企業も活用するスパコンは何がスゴイのか?
・社会実装に立ちはだかる壁とは? 日本のAIを新しいステージへ

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