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  • 2024/07/16 掲載
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チューリングの「完全自動運転AI」は何が凄い?本気で「テスラに勝つ」AI戦略の裏側

その会社のエントランスには「We Overtake Tesla」(私たちはテスラを追い越す)の文字が掲げられている。真っ向から「打倒テスラ」を掲げる会社「チューリング」は、社員のテスラ車保有率が日本一高い(自称)会社でもある。もちろん研究のためだ。同社が開発しているのは「完全自動運転車」、そしていま注力しているのが独自の生成AIである。なぜ自動運転に生成AIなのか。そのエキサイティングな挑戦を紹介する。

世界が挑戦しても、これまで「完全自動運転」が難しかった理由

 2021年に設立されたチューリングの創業者は、現役プロ棋士を初めて破った将棋AI「Ponanza」(ポナンザ)の開発者として知られる山本一成氏である。同氏が「自動運転に必要なのは良い目ではなく良い頭である」という考えを元に立ち上げたのが、完全自動運転車の開発を目指すチューリングだ。

 山本氏の大学時代からの友人であり、チューリング創業メンバーの1人が、山口祐氏である。現在、同社でAI開発を主導する山口氏は次のように述べる。

「我々は、AIとカメラのみでハンドルのないクルマの開発を目指しているスタートアップです。世界的に見ても自動運転を研究開発している企業はたくさんありますが、高度なAI技術を使って完全自動運転車を開発し、製造・販売まで目指している企業は少ないと思います」(山口氏)

 自動運転のレベルは0~5に分けて定義される。同社が目指しているのは、走る場所が限定されず、システムがすべての運転タスクを実行する「レベル5」だ。

 もちろん、これまでもテスラを含め多くの企業がレベル5の完全自動運転車を目指して研究開発を進めてきた。しかし、まれにしか起きない事象、たとえば「前方を走行していたトラックが横転して、荷台の豚が逃げ出した」といった事象には対応できなかった。

 これは、既存の自動運転の仕組みが「ルールベース」だからだ。あらかじめ起きうる事象を想定し、その事象が起きたときの対応をプログラムしておくこのアプローチは、特定の場所や決まったルートでの自動運転には適している。しかし、何が起きるか分からない一般の道路・環境には対応できない。

 したがって、完全自動運転を実現するにはルールベースとは異なる新しいアプローチが必要になる。そこで活躍するのが「生成AI」だ。

この記事の続き >>

  • ・経産省も支援、チューリングが目指す「完全自動運転」と「生成AI」の関係
    ・LLMの開発基盤を「クラウド」から「オンプレ」に変えた深いワケ
    ・LLM開発のボトルネックを解消、チューリングの「新・独自LLM開発基盤」が凄い
    ・2025年に東京で実証実験、2030年に「完全自動運転」を実現する

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