- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
新技術も従来技術も全面的にリスクと接している
新技術を活用してデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む際には、トラブルをあらかじめ織り込んでおく必要がある。DX推進においてセキュリティは重要なテーマの1つだ。セキュリティについて考える前に、DXの現状を技術的側面から確認しておきたい。奈良先端科学技術大学院大学 サイバーレジリエンス構成学研究室 教授の門林氏は、次のように説明する。
「DXでは、クラウド、IoT、AI、ブロックチェーンといった新技術を積極的に活用することになります。こうしたスピーディに課題を解決するための新技術を『Fast IT』と呼ぶならば、従来のPCやサーバは『Slow IT』と表現できます。DX時代においてもSlow ITは必要です。非常にスピードの速いITと遅いITが並存し、テクノロジーが重層化しているのが現代の特徴なのです。セキュリティ対策は、Fast ITとSlow ITの両輪の観点から取り組まなければなりません」(門林氏)
門林氏はさらに「小さい会社だからインシデントは起こらない」「取られる資産はないから安心だ」、などと言えないのがサイバーリスクだと話す。
あらゆるところにサイバーリスクが潜む中で、どの技術を使えば安全なのかは簡単に決められない。技術が積み重なり、幅が広がり、スピードも異なるというDX時代において、強靭さや復元力を意味する「サイバーレジリエンス」は、どうすれば得られるのか。
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!