バックアップすら無意味? 企業を襲う「標的型ランサムウェア」と「二重脅迫」とは?
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ランサムウェアの流行がもたらすRaaSとは?
はじめに、足元のサイバー攻撃のトレンドを整理しておこう。直近、最も目立っているのがランサムウェア攻撃だ。McAfee Enterpriseのマルウェア研究チームであるMcAfee Labsが四半期ごとに作成している脅威レポートによると、2021年第1四半期のランサムウェアは約250万件にのぼる。2020年の第4四半期から見ると、ランサムウェアの件数自体は半減しているようだが、これには攻撃トレンドの変化が関係している。これまでの攻撃は、あらゆる標的に向けて大規模な攻撃を仕掛けるばらまき型攻撃が中心であったが、最近では特定の企業に狙いを絞って攻撃をする標的型に変化してきているようだ。
ランサムウェアが流行している背景には、RaaS(Ransomware as a Service)の流行がある。RaaSとは、ランサムウェアをサービスとして提供する仕組みである。ランサムウェアの開発や提供、さらには身代金の回収のプラットフォームまでを提供している。つまり、ランサムウェアを開発する技術を持っていない組織や個人でも、企業に対して高度な攻撃を行うことが可能になったのである。
こうした攻撃の変化に対して、企業はどう対応していけば良いのか。ここからは、攻撃トレンドの変化を踏まえた対抗策を解説する。
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