オープンハウスＧ、今期純利益1000億円に上方修正　増配に自社株買いも

［東京　３１日　ロイター］ - オープンハウスグループは３１日、２５年９月期の純利益予想を１０００億円に上方修正した。戸建て関連事業が順調に推移しているほか、プレサンスコーポレーションの完全子会社化により、控除されると想定していた非支配株主に帰属する当期純利益を計上することとなった。

従来見通しは８２０億円だった。新たな見通しはＩＢＥＳがまとめたアナリスト７人のコンセンサス予想８７１億円を上回る。

また、株主還元方針として、総還元性向４０％以上を目指すことを決定。通期の配当を１７８円に修正する。従来見通しは１６８円だった。新たに、発行済株式の３．２５％にあたる３７５万株・１５０億円を上限とする自社株買いも実施する。取得期間は５月１日から９月３０日まで。

同社は３１日の取締役会で、創業者でもある荒井正昭社長が退任し、福岡良介専務が社長に就く人事を発表した。福岡氏は４月１日付で代表権のある専務に就任し、１０月１日付で荒井社長の退任にあわせて社長に就任する。