- 2025/01/30 掲載
サッポロHD、24年12月期は営業減益に下方修正 米社で減損計上
[東京 30日 ロイター] - サッポロホールディングスは30日、2024年12月期(国際会計基準)の連結営業利益予想を176億円から105億円に下方修正した。米ストーン・ブリューイングののれん減損約139億円を計上。増益計画が一転減益となる。
ストーン・ブリューイングは、クラフト市場の長期的軟化により売り上げが減少しているほか、コストインフレにより採算も悪化している。
同社は、今後の海外酒類の成長には米国事業の立て直しが「喫緊の課題」と認識しており、26年をめどに米国での生産拠点のオペレーションコストを抜本的に見直す構造改革を行う。1月に日本本社に「国際経営会議」を発足、サッポロビールの経営会議から海外事業を独立させ、海外事業の経験豊富な人材による経営体制へ変更する。
なお、24年12月期の連結売上収益、事業利益は、主に国内酒類と不動産事業での売り上げ増加等に伴い、従来計画を上回るとしている。
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