- 2025/01/30 掲載
日産、12月世界販売は7.9%減で9カ月連続マイナス 世界生産19.3%減
[東京 30日 ロイター] - 日産自動車が30日発表した2024年12月の世界販売は前年同月比7.9%減の29万2517台となり、9カ月連続でマイナスだった。主力市場の中国が2割以上落ち込んだ。世界生産は同19.3%減の22万0710台と7カ月連続で前年割れ。英国が5割近い落ち込みとなり、米国と中国は20%以上減少した。
海外販売は8.0%減と9カ月連続で前年を下回った。このうち、中国がセダン「シルフィ」の不振で24.2%減と9カ月連続で前年割れ。欧州は電気自動車(EV)「リーフ」の低迷で7.1%減と6カ月連続でマイナス。国内も7.0%減と3カ月連続で前年を割り込んだ。軽自動車はEV「サクラ」の台数減で11.4%減少した。
米国での販売はSUV「キックス」の好調で0.8%増、メキシコの販売もセダン「ヴァーサ」の好調で3.0%増となり、いずれも3カ月連続でプラスだったが、メキシコでの生産はセダン「セントラ」の台数減で5.6%減と5カ月ぶりに前年を下回った。
海外生産は19.9%減と7カ月連続でマイナス。地域別では、英国はスポーツ多目的車(SUV)「キャシュカイ」の低迷で46.7%減少し、中国はシルフィの落ち込みで21.2%減と、ともに7カ月連続で前年を割り込んだ。米国はSUV「ローグ」の不振で25.7%減と8カ月連続で前年を割り込んだ。
国内生産も同じく「エクストレイル/ローグ」の減少により17.2%減と10カ月連続でマイナスとなった。
併せて発表した24年の世界販売は前年比0.8%減の334万8687台、世界生産は8.7%減の314万4470台だった。販売・生産とも2年ぶりに前年を下回った。
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