カルビーは２３日、冷凍食品事業に本格参入すると発表した。同社のスナック菓子「じゃがりこ」から生まれたホットスナック「ポテりこ」を冷凍食品として製造し、２０２８年ごろの発売を目指す。今後、ジャガイモを使った冷凍食品のラインアップも拡充し、全国のスーパーや飲食店で販売したい考えだ。

ポテりこは揚げたてのほくほくした食感が人気で、東京駅のアンテナショップや飲食店などで販売している。ポテりこを足掛かりに冷凍食品事業を拡大する狙いで、東京都内で同日記者会見した江原信社長は「カルビーグループの冷凍食品の売り上げは現在１０億円程度。近い将来１００億円にしたい」と述べた。

【時事通信社】 〔写真説明〕カルビーの「ポテりこ

サラダ」（同社提供） 〔写真説明〕カルビーの江原信社長（左）としれとこ斜里農業協同組合の平田隆雄代表理事組合長＝２３日午後、東京都千代田区