- 2025/01/14 掲載
米LNG大手ベンチャー・グローバルがIPOへ 今年初の大型案件
[13日 ロイター] - 米国の液化天然ガス(LNG)大手のベンチャー・グローバルは13日、ニューヨーク市場で新規株式公開(IPO)を行う計画だと発表した。IPO時の企業価値の評価額は1103億8000万ドルを見込んでおり、今年初の大型株式公開案件になりそうだ。
調達額は最大23億ドルで、米国のエネルギー関連企業としては過去10年余りで最大級の株式上場となる。5000万株を放出し、公開価格は40―46ドルとなる。
クリーンエネルギー転換の流れを背景にLNGの需要は世界的に高まっている。米国は天然ガス資源が豊富で、メキシコ湾岸にLNG基地が整備されていることから、米LNG企業は欧州やアジア向け輸出で最大手に躍り出た。米エネルギー情報局(EIA)によると、北米のLNG輸出能力は2028年までに2倍強に増大するとみられている。さらにトランプ次期米政権はLNGの輸出承認を凍結したバイデン政権の政策を見直すとの見方が一般的だ。
ベンチャー・グローバルはメキシコ湾岸近くにLNG開発プロジェクト5件を手がけ、総生産能力は最大で年1億4380万トンに達すると見込まれている。
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