- 2024/12/11 掲載
富士ソフトTOB、ベインが価格引き上げ再提案 KKR案上回る
[東京 11日 ロイター] - 米投資ファンドのベインキャピタルは11日、富士ソフトを巡る株式公開買い付け(TOB)計画について、1株当たりの買い付け価格を従来の9450円から9600円に引き上げると発表した。米ファンドのKKRが進めているTOBの買い付け価格9451円を上回る。
富士ソフトへのTOBは、KKRとベインがそれぞれ提案する中、富士ソフトの取締役会から賛同表明を得たKKRが2段階TOBを実施。2回目のTOBを12月19日までの期間で実施中。
1回目は1株当たり8800円で9月5日から11月5日まで行い、発行済み株式の33.86%を取得した。
ベインは、富士ソフトの取締役会による賛同意見の表明などをTOB開始の条件にしており、今後会社側の対応が焦点となる。
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