- 2024/11/19 掲載
ノボノルディスク、中国で肥満症薬「ウゴービ」を発売開始
[ロンドン 18日 ロイター] - デンマークの製薬大手ノボノルディスクは18日、中国で肥満症治療薬「ウゴービ」を発売開始したと発表した。同国では1億8000万人余りが肥満症を抱えていると推計されている。
ノボノルディスクの参入により、米製薬大手イーライリリーとの競争が激しくなる。同社の肥満症薬は中国で7月に承認を獲得したが、まだ発売されていない。
ウゴービの発売は中国メディアの第一財経(YICAI)が先に報じ、ノボノルディスクの広報担当はロイターに対し、この報道を認めた。
報道によると、ウゴービの開始用量の1カ月分の価格は1400元(193.27ドル)になる。同薬の米国での定価は1カ月約1349ドル。
ウゴービは6月に中国で販売が承認された。当初は週1回の投与に自己負担をいとわない患者を対象にする。
ウゴービは中国では公的医療保険の適用の対象にならない。第一財経はノボノルディスクの幹部の話として、同社は民間保険などを通じてウゴービをより手頃な価格で利用できる方法を模索していると報じた。
ノボノルディスクは2021年に米国でウゴービを発売。米国と、その後発売された15カ国での好調な売上高により、同社株価は過去最高水準で推移している。
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