- 2024/11/09 掲載
米国株式市場=S&P初の6000台乗せ、トランプ次期政権に期待
また、7日まで開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)で決定された25ベーシスポイント(bp)の追加利下げ今週の株価を支えた。
S&P、ダウ工業株30種は、2023年11月初旬以来の週間上昇率を記録した。ハイテク株が中心のナスダック総合は 2か月ぶりの好調なパフォーマンスを記録し、今年2番目に好調な週となった。
トランプ次期大統領政権下での法人税引き下げと規制緩和への期待から、ナスダックは3営業日連続で最高値を更新。S&Pは終値ベースで今年50回目の最高値を更新した。
ホライゾン・インベストメンツのリサーチ&クオンツ戦略責任者、マイク・ディクソン氏は「これは心理的に重要な数字だが、今週のあらゆる動きを考えると、6005で終えても5995で終えてもそれほど重要ではないと思う。今週の市場は大幅に上昇している」と述べた。
週足では、S&Pが4.66%、ナスダックが5.74%、ダウが4.61%、それぞれ上昇した。
S&P500の主要11セクターでは不動産、公益事業など金利に敏感なセクターが最も好調だった。
規制緩和や減税などの恩恵を受けやすいとみられるラッセル2000指数は週間で8.51%上昇し、20年4月以来最大の週間上昇率を記録した。
個別銘柄では、米民泊仲介大手エアビーアンドビーが8.66%安。第3・四半期利益が市場予想を下回ったことを受けた。
画像共有サイトのピンタレストは14%安。売上高見通しが期待外れとなったことが売り材料視された。
中国の電子商取引(EC)大手、京東商城(JDドットコム)、アリババ・グループ・ホールディングはそれぞれ6.99%、5.94%下落。中国政府が発表した景気支援策はまたもや投資家に株価下支えに十分な内容と受け止められなかったことが響いた。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.7対1の比率で上回った。ナスダックでも1.21対1で値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った。
米取引所の合算出来高は154億6000万株。直近20営業日の平均は127億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 43988.99 +259.65 +0.59 43768.5 44157.2 43733.8
3 9 6
前営業日終値 43729.34
ナスダック総合 19286.78 +17.32 +0.09 19255.1 19318.5 19224.4
4 6 3
前営業日終値 19269.46
S&P総合500種 5995.54 +22.44 +0.38 5976.76 6012.45 5976.76
前営業日終値 5973.10
ダウ輸送株20種 17353.94 +143.48 +0.83
ダウ公共株15種 1031.92 +20.02 +1.98
フィラデルフィア半導体 5290.52 -43.47 -0.81
VIX指数 14.94 -0.26 -1.71
S&P一般消費財 1741.51 +21.12 +1.23
S&P素材 593.55 -5.46 -0.91
S&P工業 1200.17 +11.97 +1.01
S&P主要消費財 871.43 +12.44 +1.45
S&P金融 817.12 +6.23 +0.77
S&P不動産 275.11 +4.50 +1.66
S&Pエネルギー 717.87 +3.17 +0.44
S&Pヘルスケア 1748.63 +12.18 +0.70
S&P通信サービス 331.94 -2.22 -0.66
S&P情報技術 4624.87 -15.92 -0.34
S&P公益事業 401.48 +7.06 +1.79
NYSE出来高 11.15億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 39170 - 330 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 39135 - 365 大阪比
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