- 2024/11/09 掲載
テスラ時価総額1兆ドル台、約2年ぶり トランプ次期政権下で優遇か
テスラの株価は午前の取引で一時約6%上昇。約2年ぶりの高値となる315.56ドルを付けた。
マスク氏はトランプ陣営に少なくとも1億1900万ドルの献金を行ったが、ロイターの取材によると、その狙いは傘下企業を規制や行政権執行の対象外に置きつつ、政府からの支援をより手厚く受けることにあったとみられる。
CFRAリサーチのシニアエクイティアナリスト、ギャレット・ネルソン氏は「テスラとマスク氏は大統領選の最大の勝者だ」とし、「トランプ氏の勝利により、テスラの自動運転技術の規制承認が加速すると予想している」と述べた。
関係筋によると、マスク氏は自動運転車の規制緩和を求めたり、運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)に対し、テスラの運転支援システムの安全性に関する潜在的な執行措置を控えるよう働きかけたりする可能性がある。
テスラは長らく、自動車メーカーとして時価総額トップの座を維持。日本のトヨタ自動車や、中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)などを大きく引き離している。
テスラの12カ月先PER(株価収益率)は93.47倍。これに対し、米半導体大手エヌビディアは38.57倍、米マイクロソフトは30.77倍、米自動車大手フォード・モーターは6.29倍。
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