Shiho Tanaka

［東京　７日　ロイター］ - 王子ホールディングスは７日、政策保有株の縮減計画について、２０２７年度までの目標を７００億円とすると発表した。４月時点では同期間で３００億円の縮減を目標としていた。見直しの理由は「資本効率性の一層の改善を図るため」としている。

今年度通期の削減目標は４００億円で、第２・四半期（中間期）までに１０６億円を売却した。縮減により取得した資金については、引き続き持続的な成長のための投資や株主還元に活用する。

グループ会社の退職給付債務に対し積立超過となっている退職給付信託株式も見直す。

政策保有株縮減計画の見直しは、同日発表した２０２５年３月期連結決算予想の修正に反映されている。