• 2024/11/06 掲載

ユーロ圏総合PMI、10月改定50.0に上昇 サービス部門が好調

ロイター

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[ロンドン 6日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた10月のユーロ圏HCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は50.0と、9月の49.6から上昇した。サービス部門が拡大した。

速報値の49.7から上方改定された。PMIは50が好不況の分かれ目となる。

サービス部門PMI改定値は51.4から51.6に上昇。速報値の51.2から上方改定された。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「現在のユーロ圏の経済状況では『成長』や『安定』といった言葉は連想しにくいが、サービス部門がそうした成長や安定を提供している」とし、サービス部門が景気後退(リセッション)入りを回避する上で非常に重要な役割を果たしていると述べた。

サービス部門の新規事業指数は49.7から49.2に低下したが、同氏は一時的な低下の可能性があるとし「サービス部門の活動は拡大が続くと確信している。インフレ鈍化と賃金上昇は個人消費の拡大を意味し、サービス需要を下支えする」と述べた。

サービス部門は9月ほどではないものの、引き続き1年先の見通しを楽観。総合将来生産指数は58.6から58.1に低下したが、速報値の57.3から大幅に上方修正された。

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