- 2024/10/21 掲載
世界経済の見通し、弱過ぎる インフレ再燃リスクも=独財務省筋
[ベルリン 21日 ロイター] - ドイツ財務省筋は21日、世界経済の見通しは依然として弱過ぎると指摘、世界経済は拡大しているが、現在の課題を踏まえると成長が足りないとの認識を示した。
同筋は「成長は非常に弱い。弱過ぎる。欧州でも、特にここドイツでも成長は満足のゆくものではない」と述べた。
ドイツの昨年の国内総生産(GDP)は0.3%減。政府は今年もマイナス成長を予想している。
国際通貨基金(IMF)は22日、世界経済見通しを公表する。
同筋は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成や人口動態の変化への対応など、世界が直面する大きな課題を踏まえると、世界の成長トレンドは低過ぎる状態が続くと予想。
また、地政学的状況に起因する高いリスクが世界的に存在するとし「地政学的対立がサプライチェーンや商品価格に及ぼす影響、保護主義的な措置の可能性、気候変動によるコスト増加を踏まえれば、インフレの再燃は十分に考えられる」と述べた。
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