- 2024/10/17 掲載
米ルーシッド、第3四半期赤字が予想上回る見通し 公募増資も公表
ルーシッドは第3・四半期の営業損益を7億6500万─7億9000万ドルの赤字と見込んだ。LSEGがまとめたアナリスト予想平均は7億5165万ドルの赤字だった。
また、過半数株を保有するサウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が、ルーシッド株を3億7470万株買い増すと発表した。PIFのルーシッド株保有比率は59%程度で変わらない見込み。
ルーシッドなど新興EVメーカーは生き残りを賭けて厳しい競争を強いられており、PIFによる増資で同ファンドがルーシッドにとって生命線になっている現状が浮き彫りになった。
ルーシッドは今回の増資で調達した資金を設備投資などに充てる計画。
PIFは8月、ルーシッドが新型SUV(スポーツタイプ多目的車)の増産を目指すのに伴い、関連会社アヤル・サード・インベストメント・カンパニー(ATIC)を通じて最大15億ドルを投じると発表していた。
サウジアラビア政府は、ルーシッド株の約60%を保有しており、石油依存型経済からの脱却を目指す戦略の一環として、同社に数十億ドルを投資している。
ルーシッドは11月7日に第3・四半期決算を発表する。
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