- 2024/10/10 掲載
国際開発金融機関、総額4800億ドルの追加融資が可能=フィッチ
リポートで、国際開発金融機関(MDB)は他の条件が同じであれば、資金不足で格下げとなる前に「合計で4800億ドル近くの追加融資が可能」とした。
ただ、MDBは引き続き格付け基準の範囲に十分収まる水準で運営される見込みだとし、融資余力がフルに活用されるとは予想していないことを示した。
フィッチによると、世界銀行グループの融資部門である国際復興開発銀行は現在の銀行業務の47%に相当する1170億ドルの追加融資が可能。アジア開発銀行(ADB)と欧州投資銀行(EIB)にはそれぞれ1000億ドルと900億ドルの追加融資余地があるという。
フィッチは「MDBは株主から開発効果を高めるよう求められており、自己資本比率の枠組みを見直している」と指摘。その上で、MDBは高格付けに見合った自己資本比率を維持しつつ、資本管理に一定の調整を加えて対応するとの見方を示した。
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