- 2024/10/04 掲載
金融政策の変更「タイミング重要」、デフレ脱却目標と整合性必要=赤沢経済再生相
[東京 4日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は4日の閣議後会見で、日銀の金融政策運営をめぐり、政策変更はタイミングが重要との考えを示した。デフレ脱却を最優先とする大目標との整合性が必要とも話した。
日銀の金融政策に関する石破茂首相の発言が市場を過度に揺らしたとの質問に答えた。
石破氏は首相就任前は安倍政権以降の大規模緩和が企業の新陳代謝を阻害したなどと批判することが多く、9月27日の自民党総裁選で勝利した直後は金融市場で日銀の早期利上げ支持との見方から円高・株安が進行。
その後、2日の就任後は一転して日銀の早期利上げに慎重な発言を行い、円安・株高に転じた経緯がある。
2013年に政府と日銀がまとめた共同声明(アコード)については、2%の物価安定を目指す解釈に変更はない、とした。
また、石破政権の経済政策を「イシバノミクス」とし、官民挙げて賃上げと投資でけん引する、との方針を改めて示した。
このほか、首相が4日に策定を指示した経済対策に関して、電力ガス・ガソリン補助金の取り扱いや延長の有無は、状況を丁寧に見極めて総合的に判断すると述べるにとどめた。
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