- 2024/09/23 掲載
ユーロ圏総合PMI、9月速報50下回る 需要大幅減
総合PMI速報値は8月の51.0から48.9に悪化。2月以来初めて50を下回った。ロイターがまとめた市場予想は50.5だった。
ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、新規受注と受注残の急減を踏まえ、ユーロ圏経済がさらに弱体化する可能性があると指摘した。
全体的な需要は8カ月ぶりの大幅な減少。新規事業指数は49.1から47.2に低下した。
サービスPMIは52.9から50.5へと、予想(52.1)以上に低下した。サービスインフレは鈍化。産出価格指数は53.7から52.0に低下し、2021年4月以来の低水準となった。
デラルビア氏は、サービスインフレを注視している欧州中央銀行(ECB)にとっては朗報だと述べた。
2年以上50を下回り続けている製造業PMIは45.8から44.8に低下した。市場予想は45.6。生産指数は45.8から44.5に低下した。製造業企業の楽観的な見方が後退し、早期の好転は予想していない。
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