- 2024/08/14 掲載
NY市場サマリー(13日)株上昇、ドル軟調・利回り低下
労働省がこの日に発表した7月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.1%上昇、前年比2.2%上昇と、伸びは共に前月から鈍化。物価圧力が緩やかになっていることが示された。
これを受け、ドルは対円で軟化した。
終盤の取引でドル/円は0.35%安の146.71円。
ドル指数は0.5%安の102.56。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが低下した。朝方発表された米卸売物価指数の内容を受け、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和路線から転換する可能性は低いとみられている。
米労働省が13日発表した7月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.1%上昇した。伸びは前月の0.2%から鈍化。インフレ圧力が引き続き緩やかになっていることが示された。
インフレ状況を見極める判断材料として、14日に予定される米消費者物価指数(CPI)の発表が待たれる。
指標となる10年債利回りは5.5ベーシスポイント(bp)低下の3.854%。PPI発表前の水準から約4bp低下した。
2年債利回りは7.1bp低下の3.9439%となった。
30年債利回りは3.2bp低下して4.1656%となった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 上昇して取引を終えた。7月の卸売物価指数(PPI)の伸びが鈍化したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを行うとの見方が強まった。
7月のPPI(最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.1%上昇、前年比2.2%上昇と、伸びは共に前月から鈍化。物価圧力が緩やかになっていることが示された。
市場の関心は14日発表の消費者物価指数(CPI)と15日の小売売上高に移る。
業種別では情報技術や一般消費財の上昇が目立った。一方、エネルギーは原油の値下がりを受けて下落した。
中小型株で構成するラッセル2000は1.6%高。
個別ではコーヒーチェーン大手スターバックスが24.5%急伸。チポトレ・メキシカン・グリルを率いるブライアン・ニコル氏を新最高経営責任者(CEO)に指名したことを好感した。チポトレは7.5%安で引けた。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米長期金利の低下や対ユーロでのドル安を背景に、5営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比3.80ドル(0.15%)高の1オンス=2507.80ドル。前日に続き、中心限月の清算値ベースで史上最高値を更新した。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> エネルギー需要見通しに懸念が広がる中、利益確定の売りに押され、6営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月9月物は前日清算値(終値に相当)比1.71ドル(2.14%)安の1バレル=78.35ドルだった。10月物は1.66ドル安の76.80ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 146.82/146.85
始値 147.54
高値 147.61
安値 146.60
ユーロ/ドル NY終値 1.0992/1.0994
始値 1.0922
高値 1.0999
安値 1.0923
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 101*17.00 4.1602%
前営業日終値 100*28.50 4.1980%
10年債(指標銘柄) 17時05分 100*07.50 3.8465%
前営業日終値 99*23.00 3.9090%
5年債(指標銘柄) 17時05分 101*14.50 3.6767%
前営業日終値 101*04.00 3.7490%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*26.25 3.9356%
前営業日終値 100*21.50 4.0150%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 39765.64 +408.63 +1.04
前営業日終値 39357.01
ナスダック総合 17187.61 +407.00 +2.43
前営業日終値 16780.61
S&P総合500種 5434.43 +90.04 +1.68
前営業日終値 5344.39
COMEX金 12月限 2507.8 +3.8
前営業日終値 2504.0
COMEX銀 9月限 2778.6 ‐22.2
前営業日終値 2800.8
北海ブレント 10月限 80.69 ‐1.61
前営業日終値 82.30
米WTI先物 9月限 78.35 ‐1.71
前営業日終値 80.06
CRB商品指数 276.3287 ‐3.1889
前営業日終値 279.5176
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