- 2025/04/03 掲載
ヘッジファンド、第1四半期の運用成績まちまち ニッチ戦略好調=関係筋
[ロンドン 2日 ロイター] - 複数の関係筋によると、一部の大手グローバルヘッジファンドの運用成績は3月の市場の乱高下を受けて低迷した。
一方、システマティックファンドや小規模で機動的なニッチ戦略のファンドは第1・四半期にプラスのリターンを確保した。
3月はドイツ政府の政策転換や米関税を巡る不透明感を受けて、独10年国債が週間ベースで1990年以来の大幅な下げを記録。ユーロは月間ベースで2022年以来の大幅高となった。米S&P総合500種指数は週間ベースで6カ月ぶりの大幅な下げを記録した。
UBSの3月27日付のリポートによると、ヘッジファンドは3月初旬に株式を売却。大手ファンドが、リスクの高い市場で追加証拠金の差し入れを求められた。米大手ハイテク株など株式取引で損失が発生したという。
大手のグローバルマルチ戦略ファンドの第1・四半期の運用成績はまちまち。シタデルはマイナス0.8%、ミレニアム・マネジメントはマイナス2%だった。
関係筋によると、エクソダスポイントの第1・四半期の運用成績はプラス3.5%。バリアズニー・アセット・マネジメントはプラス2.5%だった。
システマティックファンドは好調で、特にマネージド・フューチャーズ戦略やニッチ戦略で利益を上げた。
関係筋によると、投資家で富豪のクリフ・アスネス氏率いるAQRキャピタル・マネジメントの3月のリターンはプラス3.4%。運用資産は1280億ドル。
同社のマルチ戦略ファンド「エイペックス・ストラテジー」は第1・四半期のリターンがプラス9%だった。バランスの取れたロング・ショート戦略が寄与したほか、裁定取引でも利益を得た。
AQRの「マネージド・フューチャーズ・フル・ストラテジー」ファンドは第1・四半期のリターンがプラス8.2%。株式取引のほか、債券、コモディティー取引が寄与した。
関係筋によると、ヘッジファンドのEDLキャピタルの年初来リターンはプラス22%。同社は世界のマクロ経済見通しに基いて通貨や債券などを取引している。
EDLはスタートレーダーのエドゥアール・ド・ラングラード氏が率いる運用資産15億ドルのファンド。3月のリターンはプラス14%、2月はプラス5.9%だった。
ブリッジウォーター・アソシエイツの旗艦ファンド「ピュア・アルファ18%ボラティリティー」ファンドの第1・四半期の運用成績はプラス9.9%だった。
Fund March Q1 2025
AQR Apex Strategy 3.4% 9%
AQR Delphi Long-Short Equity Strategy 2.3% 9.7%
AQR Helix Strategy 4.4% 3%
AQR Managed Futures Full Strategy 2.5% 8.2%
EDL Capital 14% 22%
Citadel Wellington -0.5% -0.8%
Millennium Management -1.2% -2%
Balyasny -1.00% 2.5%
ExodusPoint 0.7% 3.5%
Bridgewater Pure Alpha 18% volatility 9.9%
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