Mathieu Rosemain

[パリ １日 ロイター] - 仏金融大手ＢＮＰパリバは１日、仏保険大手アクサの運用部門であるアクサ・インベストメント・マネジメントを買収する方向で独占的な交渉に入っていると発表した。価格は５１億ユーロ（５５億ドル）で合意しており、株式の１００％を取得する。

ＢＮＰパリバにとって資産運用部門の大幅な強化につながる。一方のアクサは生命保険など中核事業に集中する経営戦略を進めている。

ＢＮＰパリバによると、統合後の新会社は運用資産が約１兆５０００億ユーロとなり、欧州ではアムンディに次いて業界２位になる。２０２５年半ばに手続きを完了する見通しで、中核的自己資本（ＣＥＴ１）比率が２５ベーシスポイント（ｂｐ）程度改善する。

アクサによると、ＢＮＰパリバは支払いを現金で行う。またＢＮＰパリバは１５年間にわたりアクサに投資運用サービスも提供する。