- 2024/08/02 掲載
東京株、2000円超下落=米景気懸念で全面安―下げ幅「ブラックマンデー」以来
2日の東京株式市場は朝から全面安となった。日経平均株価は一時前日比2000円超急落し、3万7000円を大きく割り込んだ。米国で景気減速不安が強まり株価が大幅に下落、東京市場でも幅広い業種が値下がりした。このまま大引けまで推移すると、1987年10月の米株式の大暴落「ブラックマンデー」以来、史上2番目の大きな下げ幅となる。
1日は欧州市場の主要株価指数も総じて安かった。2日は韓国やオーストラリアの株価も下落して始まるなど、世界同時株安の様相を呈している。
1日の米国市場では、サプライ管理協会(ISM)による米製造業購買担当者景況指数(PMI)など経済指標が総じて景気減速を示唆する内容となり、投資家心理を冷やした。米市場では主要株価指数がそろって大幅下落したため、東京市場も売りが優勢になった。
外国為替市場における最近の急速な円安の修正も日本株の重し。市場では「円安による業績上振れ期待がはげ落ち、日本株は米国株に比べても下落率が大きくなった」(大手証券)との声も出ていた。
【時事通信社】 〔写真説明〕2000円超下落した日経平均株価を示すモニター=2日午前、東京都中央区 〔写真説明〕東京証券取引所=東京都中央区
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