- 2024/08/02 掲載
米コインベース、売上高が予想上回る 暗号資産ETF承認が追い風
[1日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)交換所大手の米コインベース・グローバルが1日発表した第2・四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。規制上の不透明感が後退し、取引高が回復している。
同社株は引け後の時間外取引で3%上昇した。
米証券取引委員会(SEC)が現物のビットコインとイーサリアム(イーサ)に連動する上場投資信託(ETF)を承認したことを受け、暗号資産市場は今年に入って盛り上がりを見せている。
ブライアン・アームストロング最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で「われわれは次期政権が民主党であれ共和党であれ、暗号資産に対して建設的なスタンスを取るという楽観的な見方を強めている」と語った。
第2・四半期の総取引収入は139%増の7億8090万ドルに急増した。
取引以外の事業を手がけるサブスクリプション・サービス部門の売上高は79%増の5億9900万ドルとなった。
カストディー業務の手数料収入はビットコインETFに関連した資金流入が寄与し、3450万ドルに増加した。
総売上高は14億5000万ドルに倍増。LSEGがまとめたアナリスト予想の14億ドルを上回った。
1株損益は0.14ドルの黒字となった。前年同期は0.42ドルの赤字だった。
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