- 2024/07/10 掲載
銀行はクラウド業務外部委託の最終責任を=バーゼル委
[ロンドン 9日 ロイター] - バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委員会)は9日に出した諮問文書で、銀行が主要サービスを外部のクラウドサービスに委託する場合、システムに障害が生じた際の最終責任を銀行の取締役会が負うよう提言した。
銀行は主要サービスに関するクラウド業務について、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コム、グーグルなどのIT企業への外部委託を増やしている。そのため規制当局は、多くの銀行が利用している業者のシステムがダウンした場合、金融セクターに大きな影響が及びかねないとの懸念を募らせている。
バーゼル委員会は、銀行と規制当局が採用すべき12の原則を提言。外部業者の利用など重要な決定事項に関する文書などは銀行が保管し、外部業者との契約については取締役会が最終的な監督責任を担うべきだとした。
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