- 2024/07/10 掲載
仏ソブリン格付けに引き下げリスク、選挙受け=ゼネラリ・アセット幹部
バレ氏はロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで、フランスの格付けに関し「各格付け会社が今後数カ月の間にどう判断するか見る必要がある。当社はAAという格付けの維持は危ういとみている」と指摘した。
バレ氏は新首相の選出には時間がかかる可能性があるとの見方を示した。7月26日から8月11日まで開催されるパリ五輪の後になる可能性もあると予想した。
総選挙の第2回投票でフランスの左派連合は事前の予想に反してトップの議席を獲得し、極右政党「国民連合(RN)」の政権獲得を阻止したものの、政権樹立に向けた協議は難航するだろうとの認識を示した。
バレ氏は、左派連合を中心とする政権運営に伴う巨額の財政赤字に陥る懸念があり、どの勢力も過半数を握れない「宙づり議会」を背景に困難な対処を迫られる可能性が高いと指摘。
バレ氏は「フランスでは債務を巡るリスクが懸念されている」とし、安定した政権運営が見通せない中でこうしたリスクを減らすための作業が必要になっていると言及した。
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