- 2024/07/02 掲載
香港上場の本土系不動産株が急伸、大手デベロッパーの販売改善で
ハンセン中国本土不動産指数は序盤に4.8%高まで上昇し、中盤時点で3.5%高。
中国の民間デベロッパー大手の龍湖集団、世茂集団、雅居楽集団(アジャイル・グループ)はそれぞれ5%以上急騰。政府系の華潤置地と民間企業の旭輝控股集団(CIFIホールディングス)は4%以上上昇した。
市場は、5月中旬に発表された大規模な支援策が、不振にあえぐ中国不動産セクターの安定化に与える影響を注視している。
不動産調査会社の中国房産信息集団(CRIC)のデータによると、中国のデベロッパー上位100社の6月の販売額は5月から36.3%増加。前年同月比では16.7%減少したが、5月の33.7%減から大幅に改善した。
CRICによると、これらのデベロッパーのほぼ3分の1は、中国海外発展、保利発展、緑城中国など国有および国営企業。
CRICは、一連の支援策を受けて住宅購入はさらに増えると予想する一方、7月販売額の前年同月比の減少幅は昨年の水準が低かったため、引き続き縮小するとの見方を示した。
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