- 2024/06/20 掲載
ゆうちょ銀、7―10年債中心に投資継続へ 日銀買入減額方針など踏まえ
[東京 20日 ロイター] - ゆうちょ銀行は20日、ロイターの取材に対し、今後の日銀の国債買い入れ減額やそれに伴う市場動向を踏まえ、適切なリスク管理の下で引き続き7年超10年以内のゾーン中心に投資を拡大していく方針だとコメントした。国債買い入れの減額にあたって、金利急騰などの混乱が生じないよう「市場動向や国債需給に配慮したペースで減額が進められることが望ましい」とした。
ゆうちょ銀の運用資産は3月末時点で231兆円に上る。同行は日本国債の利回りトレンドの反転を捉え、預け金等から国債への投資シフトをすでに開始。2023年3月末に68兆円に上った預け金の一部で国債シフトを推進し、残存7年超10年以内の国債保有残高は24年3月末時点で5兆1530億円と、わずか3カ月で1.5倍に増えた。
日銀は今後1―2年の国債買い入れの減額計画を7月の金融政策決定会合で決める。決定に先立って債券市場参加者会合を開き、銀行、証券、バイサイド別に意見を聞くことにしている。
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