- 2024/06/12 掲載
東京・国立のマンション解体で陳謝=「景観に著しい影響」―積水ハウス
積水ハウスは11日、引き渡しが迫っていた東京都国立市の分譲マンションの解体を決定したことについて、契約者に対し「多大なるご迷惑をおかけした」と陳謝した。公式ホームページ上で「景観に著しい影響があると言わざるを得ない」と表明。眺望を優先した結果、事業の中止を自主的に決定したと説明した。
同社の分譲マンション「グランドメゾン国立富士見通り」を巡っては、地域住民から「富士山が見えなくなる」といった声が相次いでいた。
住民や市と協議を重ね、設計を2回変更した。ただ、「完成が近づき、建物の富士山に対する影響が現実的になり、眺望に与える影響を再認識した」と判断。今月3日に国立市に事業中止と建物解体を申し出た。「法令上の不備はない」としている。解体後のマンション用地の利用計画については未定。
【時事通信社】
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