- 2024/05/28 掲載
英企業経営者100人以上、労働党に支持表明 総選挙控え
大企業は与党・保守党を支持する傾向が強いが、労働党のレイチェル・リーブス影の財務相は、労働党に経済運営を任せられると企業経営者に何年もかけて支持を訴えてきた。
労働党への支持を表明した書簡には小売り、広告、旅行、金融分野の最高経営責任者(CEO)や元CEOが署名。労働党は変化しており、国の将来を形作るチャンスを与えるべきだと主張している。
書簡は「英国財界のリーダーであり投資家であるわれわれは、今こそ変化が必要だと信じている」とし「過去10年の停滞を断ち切るには新たな展望が直ちに必要だ」と述べた。
労働党では、強硬左派のコービン前党首が、前回2019年の総選挙で一部部門の再国有化や富裕層増税を公約に掲げたが、今回、企業経営者が支持を表明したことで、同党がコービン氏時代から変化したことをアピールできる可能性がある。
書簡に署名したのは小売りのアイスランドのトップ、JDスポーツの会長、広告大手WPPの英国部門トップのほか、アストン・マーティンの元CEOなど。
スターマー党首率いる労働党は、世論調査で保守党に対し1年近くにわたり約20ポイントのリードを維持している。
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