- 2024/05/28 掲載
イスラエル中銀、金利据え置き 3会合連続 戦争巡る不確実性指摘
中銀は1月に0.25%ポイントの利下げを実施した後、2月と4月は金利据え置きを決定。今回の決定についてロイターが実施したアナリスト調査では、15人全員が据え置きを予想していた。多くのエコノミストは年内は金利は据え置かれるとの見方を示している。
中銀は声明で「インフレを巡る環境は幾分上昇している」と言及。同時に「向こう1年のインフレ期待は高まっており、目標レンジの上限付近にある」とも指摘した。
また、経済活動と労働市場が緩やかな回復を続けている一方、地政学的な不確実性が続いていることが経済の高いリスクプレミアムに反映されているとの認識を示し、「戦争を踏まえ、物価安定と経済活動の支援に加え、市場安定と不確実性の軽減に重点を置いている」とした。
イスラエルのインフレ率は4月に2.8%に上昇。ただ、目標の1─3%の範囲内にある。経済成長率は昨年第4・四半期に縮小した後、第1・四半期は14.1%に回復した。
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