[１５日 ロイター] - 米ネットワーク機器大手シスコシステムズが１５日に発表した第４・四半期（５─７月）の売上高見通しは、市場予想を上回った。企業支出の回復と供給網を巡る問題の緩和が追い風になっている。

シスコは第４・四半期の売上高は１３４億─１３６億ドルになると予想。ＬＳＥＧがまとめたアナリスト予想の１３２億３０００万ドルを上回った。

発表を受け、シスコの株価は時間外取引で５％上昇した。

第３・四半期の売上高は１２７億ドル。予想の１２５億３０００万ドルを上回った。買収したデータ解析のスプランクによる貢献は４億１３００万ドル。

調整後の１株当たり利益は０．８８ドル。予想の０．８２ドルを上回った。

企業が人工知能（ＡＩ）やクラウド・コンピューティングへの支出を増加させていることがシスコの恩恵になっている。シスコのスコット・ヘレン最高財務責任者（ＣＦＯ）は「顧客企業はこれまでの数四半期に出荷された機器を予想通りに消費しており、その結果、需要が安定しつつある」と述べた。