Matteo Allievi　Dimitri Rhodes

[１５日 ロイター] - オランダの大手銀行ＡＢＮアムロが１５日発表した第１・四半期決算は、純利益が前年同期比２９％増の６億７４００万ユーロ（７億２９３４万ドル）となり、市場予想を上回った。高金利環境の恩恵を受けた。

同行がまとめたアナリスト予想平均は５億２１００万ユーロだった。

資金需要は引き続き良好で、住宅ローン、法人向け融資ともに増加したという。

純金利収入（ＮＩＩ）は２％減の１５億９０００万ユーロとなったものの、アナリスト予想の１５億６０００万ユーロを上回った。

ＡＢＮアムロは今年のＮＩＩについて、２０２３年と同程度の約６３億ユーロを見込んでいる。

ＣＥＴ１比率は３月３１日時点で１３．８％と、１年前の１５．０％から低下。アナリスト予想の１４．３％も下回ったが、これはリスク加重資産の増加によるものだという。