- 2024/05/15 掲載
インフレ低下の確信「以前ほど強くない」、金利維持を予想=FRB議長
パウエル議長はアムステルダムで開かれた銀行関連のイベントで「インフレ率は月次ベースで、昨年の低水準に近い水準まで低下すると予想している」と述べた。ただ「こうした見通しに対する自分自身の確信は以前ほど強くないと言える」と語った。
ただそれでも、FRBが再利上げを迫られる可能性は低いとし、FRBは「忍耐強く」、現在の政策金利が最大限の効果を発揮できるようにすると改めて表明。「われわれが入手しているデータに基づくと、次の動きが利上げになる可能性は低い」とし、「政策金利は現行水準に維持される公算が大きい」と述べた。
この日に発表された4月の卸売物価指数(PPI)については、これまでの投入価格が下方修正されたことに言及した上で、「かなりまちまちな内容」だったと受け止めたと述べた。
FRBは昨年7月からフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%に据え置いている。
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