[１４日 ロイター] - 中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディングが１４日発表した第４・四半期（１─３月）決算は、売上高がアナリスト予想を上回った。支出に慎重な消費者に合わせて低価格商品に注力したことが奏功した。

しかし利益が約８６％減少したため、同社の米国上場株は寄り付き前の時間外取引で約３％下落した。

ＬＳＥＧのデータによると、売上高は２２１８億７０００万元（３０６億６０００万ドル）と、市場予想の２１９６億６０００万元を上回った。

純利益は３２億７０００万元（４億５１９４万ドル）で、前年同期の２３５億２０００万元から減少した。

世界での市場シェア拡大のための投資と海外での低価格商品に対する需要を踏まえると、アリババの国際電子取引部門は力強く伸びるとアナリストは予想していた。

ＬＳＥＧのデータによると、アナリストは同部門の売り上げを３９％増と予想している。