- 2024/05/14 掲載
シャープ、堺工場のディスプレイパネル生産停止 減損で前期赤字1499億円
[東京 14日 ロイター] - シャープは14日、堺工場でのディスプレイパネルの生産停止を決定したと発表した。子会社の堺ディスプレイプロダクトが24年上期中に生産を停止する。パネル市況の低迷が長期化し、生産を安定的に継続し難い状況となった。
これに伴い、24年3月期に事業改革費用87億0500万円、減損損失435億円の特別損失を計上した。このほか、国内連結子会社の中小型液晶事業関連の建物や機械装置などと合わせて24年1-3月期に1179億円、通期で1223億円の減損損失を計上した。事業構造改革費用も1-3月期に108億円、通期で117億円計上した。
この結果、24年3月期は203億円の営業損失、1499億円の純損失となった。23年3月期も2608億円の純損失を計上しており、2期連続の大幅赤字となった。
25年3月期は営業損益で100億円の黒字、純損益で50億円の黒字を見込む。
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