ギフト券５７万円分不正取得＝トヨタ子会社社員

トヨタ自動車子会社の広告代理店、トヨタ・コニック・プロ（東京）は１４日、顧客に配布したインターネット通販「アマゾン」のギフト券約５７万円分（２８１件分）を社員が不正に取得していたと発表した。同社は既にこの社員を解雇しており、被害の弁済を求めていく方針だ。

ギフト券は、同社が請け負ったダイハツ工業の２０２０年のキャンペーンで配布。ＳＮＳで応募した中から抽選で２０２０円分を１万人に配る内容だったが、社員はこのうち、当選者が自身のアマゾンのアカウントにひも付けしていなかった未使用分を着服していた。今年３月下旬、ギフト券が使えないことに気付いた当選者がダイハツに問い合わせ、発覚した。

コニック社は「関係者に迷惑をかけたことは誠に遺憾。コンプライアンス（法令順守）の強化に努める」としている。ダイハツも「顧客に迷惑をかけ、深くおわびする」と謝罪した。

【時事通信社】