- 2024/04/10 掲載
グレースケールのビットコインETF、純流出止まった=CEO
[10日 ロイター] - 米デジタル資産運用会社グレースケール・インベストメンツのマイケル・ソネンシャイン最高経営責任者(CEO)は、グレースケール・ビットコイン・トラストについて、資金流入と流出が均衡しつつある可能性を指摘した。
BitMEXリサーチのデータによると、過去3カ月の総流出額は150億ドルを超えた。ただビットコイン価格の急上昇により、預かり資産は231億3000万ドルとわずかな減少にとどまった。
ソネンシャイン氏は「インサイドETFs」でロイターに、「予想された資金流出はほぼ峠を越し、ファンドは一定の均衡に達しつつあると考えている」と述べた。
FTXなど経営破綻した暗号資産(仮想通貨)関連企業の処理に関した売りや、グレースケールのETFを売却して別のETFを購入する「スイッチ取引」などを資金流出の理由に挙げた。
BitMEXリサーチによると、グレースケールの1日当たりの資金流出額は6億ドル程度だった3月から大きく減少したが、依然として純流出が続いている。8日の流出額は3億0300万ドルだった。
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