- 2024/04/10 掲載
23年度中古車登録、3.7%増=3年ぶり流通回復―業界団体
日本自動車販売協会連合会(自販連)が10日発表した2023年度の中古車登録台数は、前年度比3.7%増の360万4871台だった。増加は3年ぶり。コロナ禍に伴う半導体不足がほぼ解消されて新車販売が回復した結果、中古車の流通も活発化した。
ウクライナ侵攻を続けるロシアへの経済制裁として23年8月に中古車の輸出規制が強化され、財務省の貿易統計によると同月から今年2月までのロシア向け輸出は前年同期と比べて6万台近く減少した。自販連は「ロシアで売れるはずだった中古車が日本にとどまり、国内の流通が増える一因になった可能性がある」(広報)と分析している。保険金の不正請求が発覚したビッグモーター(東京)の客離れは、中古車市場全体への影響が軽微だった。
【時事通信社】 〔写真説明〕ロシアに向け、日本製の中古車を運ぶ輸送船=2022年9月、ウラジオストク港(EPA時事)
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