- 2024/04/09 掲載
信越化学、半導体素材の新工場=830億円投資、群馬に
信越化学工業は9日、半導体素材の新工場を群馬県伊勢崎市に新設すると発表した。半導体の回路形成に使われるフォトレジスト(感光材)などを生産する。投資額は約830億円。2026年までに完成する見通しで、同社が国内拠点を新設するのは1970年の鹿島工場(茨城県神栖市)以来、56年ぶりとなる。
半導体素材分野は日本メーカーが強みを持つ分野で、信越化学はフォトレジストのほか、半導体基板に使われるシリコンウエハーでも世界トップクラスのシェアを持つ。半導体のサプライチェーン(供給網)強化は経済安全保障を確保する観点から喫緊の課題で、信越化学も新工場を整備することで競争力の強化につなげたい考えだ。
【時事通信社】
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