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スマートスピーカーの発売が相次いでいる。2017年10月5日には、LINEの「Clova WAVE」が、10月6日にはGoogleの「Google Home」が、11月15日にはAmazonの「Amazon Echo」が発売開始され、話題は加速しているものの、一般の消費者にはどのように受け取られているのか。マクロミルの調査では4割が「流行る」と回答しているが、消費者はどんな意欲があり、何に期待しているのだろうか。
スマートスピーカーの認知率は62%、購入意欲は15%
スマートスピーカーの認知状況については、「すでに保有している」人が1.1%、「どのような製品か知っている」人が22%、「名前は聞いたことがある」人は39%で、認知率は62%となっている。
また、スマートスピーカーについて説明をしたうえで、非認知者も含めての購入意向は、「ぜひ購入したい」「やや購入したい」を合わせて14%だった。現保有者1.1%を含め15%が購入希望を持っていることが分かった(
図1)。
10月に入り各社から相次いで日本で発売が開始されたスマートスピーカーであるが、購入したいとまで思っている人はまだ少ないといえる状況だ。
なお、スマートスピーカーが持つ機能の一つである「音声アシスト機能」について、普段から携帯電話やPCで同様の「音声アシスト機能」を使い慣れている人とそうでない人で、認知率や購入希望に差はあるのかを調べた。
その結果、認知率については、音声アシスト利用者が78%であるのに対し、非利用者は56%。購入希望率は利用者30%に対し、非利用者9.4%と、「音声アシスト機能」になじみのある人の方が関心、購入意向ともに高いことが分かった(
図2)。
スマートスピーカーが流行ると答えたのは40%、「絶対に流行らない」も7%
日本において、スマートスピーカーは今後流行るのかを聞いたところ、「絶対に流行る」と考える方はわずか2.6%にとどまり、「流行りそう」(37%)と合わせた40%が流行ると予感している。
最も多かった回答は「あまり流行らなさそう」で半数以上の53%を占めた。また、「絶対に流行らない」と考える方も7.4%いた。現時点においては、「スマートスピーカーは流行らないだろう」と考えている人の方が多いようだ(
図3)。
【次ページ】スマートスピーカーにどんな機能を期待するか
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