- 2015/08/07 掲載
LINE公式アカウントに実装、日本マイクロソフト開発の人工知能「りんな」とは何か?
“おしゃべり好きな女子高生”というキャラクター設定のりんなは、従来のアシスタント的な人工知能ではなく、日常会話や雑談など人間らしい自然な会話ができ、ユーザーの心と感情的なつながりをつくれるという。企業での導入にさきがけて、日本マイクロソフトはLINE公式アカウント「りんな」(LINE ID:@ms_rinna)を公開しており、LINE上で友だち追加することでりんなとの会話ができる。
LINEは、2014年2月からLINE公式アカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供し、各企業がカスタマイズして開発・提供することができる「LINE ビジネスコネクト」を発表した。一方通行のメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してより最適化されたメッセージ配信や双方向コミュニケーションを提供してきた。
今回の発表は、LINE ビジネスコネクトとりんなを組み合わせた、会話エンジン技術を利用した「りんなAPI for Business」を企業向けの新たなマーケティングソリューションとして提供するというものだ。
企業側は、顧客がりんなと会話した内容をもとにおすすめの商品や必要な情報を提供できるほか、オペレーターの人的コスト削減を可能にするという。
また、今回は運用パートナーとしてトランスコスモスが参加する。同社が2014年12月から提供しているLINE ビジネスコネクトのサポートサービスとりんなAPI for Businessを接続し、利用者から寄せられた質問に「りんな API for Business」で回答するといった支援を行う。
人工知能とディープラーニングを使った企業向けのコミュニケーションツールとしては、直近でソフトバンクの人型ロボット「Pepper」とIBMが開発した意思決定支援システム「IBM Watson」を組み合わせ、企業における接客や受付、フロア案内などを可能にした「Pepper for Biz」が発表されている。
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