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- 2015/02/20 掲載
スタートアップと有名投資家を繋ぐaniwo代表が語る、イスラエルのビジネス事情
世界のフリーランス: aniwo Co., Ltd.代表 寺田 彼日氏
ネットワークが強く、スピード感を持って
仕事に取り組める環境が魅力。
寺田 彼日氏(以下、寺田氏)■きっかけは大学院最終学期に交換留学でトルコのKoc Universityへ行ったことや、新卒で入った大手教育会社でWEBマーケティング、新規事業立ち上げを経験したことが影響していますね。幼いころから「世界に革新をもたらす企業を創る」というビジョンを持っていたので、その目標を最速で達成するためには海外での起業だと決意したんです。
2014年4月に、起業の候補地として挙がっていたイスラエルへちょうど進出を始める「サムライインキュベート」というVCと出会いました。そのVCに自身のビジネスプランをプレゼンテーションしたところ、2週間で出資が決まり、その3ヶ月後にはイスラエルの地で起業準備を開始する、という流れができていました。
こちらに来て2ヶ月半が経ち、現在は日本人3名、イスラエル人3名の計6名で、スタートアップと投資家、世界を繋ぐプラットフォームを創っています。
――イスラエルで仕事をする際に抑えておくべきルールや文化の違いなどはありますか?
寺田氏■イスラエルでは、メールは即レス、ミーティングも即断即決が基本です。 紛争が絶えない地で常に命の危険と隣合わせのためか、「2日間メールの返信がなかったら何かあったと考えてくれ」というジョークがあるほどです。
ただ、テルアビブの街は、日本の報道にある戦地の面影はどこにもない、近代的な都市です。 こちらに来て驚いたのは、スタートアップに携わる人々のネットワークの強さ。ミーティングで自身のビジネスプランを話せば、真摯なフィードバックだけでなく、関連するキーマンを次々と紹介してもらえます。
四国程度の国土面積に約800万人が暮らしているというのも一つの理由でしょうが、イスラエルの友人は「ユダヤ人はお節介で、人に教えるのが好きなんだよ」と言っていました。
また、独特な文化を感じたところは、カレンダーがユダヤ歴のため、休日が金土で一週間が日曜日からスタートするところです。
ハイテク関連産業に関わる方々は、基本的に高等教育を受けており、時間や期限をきっちりと守るので、スピード感を持ってストレスなく仕事に取り組めます。とても理想的な環境ですね。
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